そして、ある日二人にこういいました。
「わたしはみやこへいってはたらきたいとおもいます。どうぞたびのしたくをしてください。」
おばあさんは、おわんを川にうかべ、一寸法師ののるふねをつくってやりました。
おじいさんは一本のはりで、一寸法師にぴったりのかたなをつくってやりました。
一寸法師は、はしをかいにしておわんにのり、みやこへとむかいました。
と中、いろいろとあぶない目にあいながらもやっとのことでみやこにつきました。
ほこらしげにむねをはって町をあるいていくと、大きくてりっぱなおやしきがありました。
「もんをあけてください。おねがいがあります。」
一寸法師は、せいいっぱいこえをはり上げました。
いえのしゅじんが出てきてもんをあけましたが、いくらあたりを見まわしてもだれもいません。
「いったいだれだなんだ。だれもいないぞ。」
「あなたの足もとにいます。」
しゅじんは、げたの下に立っている一寸法師を見つけました。
「わたしは一寸法師ともうします。ここではたらかせてもらいたいとおもいます。」
「おまえはなかなかかっぱつで、あたまもよさそうだ。よし、けらいにしてやろう。」
こうして一寸法師は、そのおやしきのおひめさまのおもりやくになりました。
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