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スミレ・菫

すみれ


[スミレ・菫]
菫。花の形が、大工が直線を引く時に使う道具「墨入れ(すみいれ)」の出っ張りの部分に似ていて、元は「スミイレ」と呼ばれたが転訛して「スミレ」となった。同種には、海岸近くの砂丘に生えることに由来する「磯菫(イソスミレ)」、箱根の乙女峠で発見されたことに因む「乙女菫(オトメスミレ)」、花弁の先端が桜の花弁のように凹んでいる「桜菫(サクラスミレ)」、葉の裏がシソのように紫色を帯びることに由来する「紫蘇葉黄菫(シソバキスミレ)」、ウスバサイシンの葉によく似ている「菫細辛(スミレサイシン )」などがある。なお、「細辛(サイシン)」とは葉柄が細く、根を舐めると辛い意。