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サクラ・桜

さくら


[サクラ・桜]
桜。古事記に登場するサクラの霊である「木花開耶姫(コノハナサクヤヒメ) 」の「さくや」が転訛した説、サクラの儚い様から「咲麗(さきうら)」・「咲麗如木(さくうるわしぎ)」に由来する説、穀物の神を表す古語「さ」に、神座の意「くら」を加え、穀物の神が集まる場所を表すことに由来する説、元来サクラの呼称は、花の密生する植物全体を指したと言われ、「咲く」に複数を意味する「ら」を加えた後に、サクラのみを指すようになったとする説、花の中でも勝れて美しい意「咲光映(サキハヤ)」が転訛した説など、他にも諸説ある。なお、「桜」に由来する植物には、花がサクラ(ヤマザクラ)に似る「桜草(サクラソウ)」、花がサクラソウ属の仲間に似ることに因む「桜草擬(サクラソウモドキ)」、石狩川支流の空知川で見出された小型の桜草「空知小桜(ソラチコザクラ)」、雪解けを待って咲く、小型の桜草「雪割小桜(ユキワリコザクラ)」、春の彼岸の頃咲く早咲きの桜「彼岸桜(ヒガンザクラ)」、花の時期にはまだ葉がない桜「姥桜(ウバザクラ)」など同種、他種を含め多数ある。