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カリ・雁

かり


[カリ・雁]
雁。カモ科の大形の鳥の総称。正式名「雁(ガン)」。カリカリと鳴くことに由来する説、「カ」は鳴声、「リ」は接尾語とする説、春になると北へ帰ることから「帰(カヘリ)」の略とする説などがある。古くは、カモやアヒルなどの水鳥の総称で用いられ、江戸時代には、カリは雅語、ガンが一般名として使い分けされ現在まで伝わる。漢字表記「雁」の「厂(ガン)」は、カリが礼儀正しく並び飛ぶ形を表し、また「イ」は人が贈物に用いることから当てたとされる。また音符「隹(スイ)(ふるとり)」は、尾の短いずんぐりした小鳥の形象。