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キス・鱚

きす


[キス・鱚]
鱚。正式名称「シロギス」。古称「幾須吾（キスゴ）」の略。「ゴ」は、魚類に用いる接尾語。「キス」は、さっぱりして混じりけのない味の意・「生（キ）」、素直で飾り気がない意・「直（ス）」とする説、きよいの意・「潔（キヨシ）（キヨ）」が転じた説、離散しても、群れにもどる習性から「帰す（キス）」の意とする説などがある。漢字表記「鱚」は国字で「喜」は「キス」の「キ」の音を表し、食用として人気が高く、釣れると喜ぶとことから当てたか、又はめでたい意に由来か。