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八重山上布（沖縄県）

やえやまじょうふ【伝統的工芸品】


[八重山上布（沖縄県）]
１７世紀始めの薩摩への貢納布として知られている。苧麻（ちょま）を原料とし、手造り又は植物染料紅露をすり込んで染色する。手織で、白地にわずかに黒味を帯びた焦茶色の絣が浮かぶ夏物白上布。紅露による焦げ茶の絣模様がくっきりと浮かぶ清楚な白地は、すがすがしい夏物着尺として知られている。主な産地は、沖縄県石垣市、八重山郡竹富町。