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本場黄八丈(東京都)

ほんばきはちじょう【伝統的工芸品】


[本場黄八丈(東京都)]
伊豆諸島南端の気候温暖な八丈島を産地とする織物。八丈染めには、黄色の黄八丈、焦茶色の鳶(とび)八丈、泥で媒染した黒八丈がある。黄八丈の糸は、椿や榊(さかき)、刈安(かりやす)の灰汁(あく)の上澄み液を染料にして染められ、鳶八丈はマダミの樹皮と灰汁、黒色の糸はシイの樹皮の染液で染め、最後に鉄分を含んだ泥の中につける泥媒染で独特の色を出す。織り方には平織りや綾織りなどがあり、縞や格子柄を特徴にした帯などが織られている。