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本場大島紬(鹿児島県/宮崎県)

ほんばおおしまつむぎ【伝統的工芸品】


[本場大島紬(鹿児島県/宮崎県)]
奄美を産地とする大島紬は、7世紀ごろインドから伝わったのが始まりといわれる。産地が形成されたのは18世紀初期のことで、締め機(しめはた)という独特の機を用いて作られる絣模様が特徴。経糸・横糸ともに絣(かすり)括りされた糸を使用する「経緯絣(たていとかすり)」の大島紬と、横糸のみに絣(かすり)括りされた糸を使用し、縦糸に縞や無地の地糸を使用する「よこそ」と呼ばれる大島紬に大別される。泥大島、泥藍大島、草木泥藍大島、色大島、白大島などの染色法があるが、なかでも泥染めは、本場大島紬を代表する技法として広く知られている。