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福山琴(広島県)

ふくやまこと【伝統的工芸品】


[福山琴(広島県)]
元和5年(1619年)に水野勝成が福山城を築いたころが始まりといわれる。優れた職人技術と音色の良さにより、高級琴の代表として知られている。琴の等級を決める上で最も重要な基準は甲の木目の複雑さで、複雑なものほど音色が良いとされる。また、竜舌や磯の部分に施されている蒔絵は琴に華麗で繊細な美しさを添えている。ちなみに、名曲「春の海」は、同地の鞆の浦をイメ-ジして作られたものといわれ、琴の産地としての福山を印象づけている。