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広島仏壇(広島県)

ひろしまぶつだん【伝統的工芸品】


[広島仏壇(広島県)]
浄土真宗の盛んな広島では、古くから門徒を対象とした仏壇製造が行われていた。1619年、浅野長晟が紀州から広島に転封された際に漆工職人たちが随従し、仏壇の製造に高度な技と新技術が加わった。更に1716年、僧・敦高が京都や大阪で仏壇・仏具の技術を学んで帰ってきたことで、広島仏壇の技術は確立されたといわれている。「立て塗」と呼ばれる漆塗りの技術に定評があり、ほかにも、金箔押しなどの優れた技術が知られている。