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肥後象がん（熊本県）

ひごぞうがん【伝統的工芸品】


[肥後象がん（熊本県）]
寛永９年(１６３２年)、細川家に召し抱えられた鐔（つば）細工人を起源とし、その原料や製法、道具など昔ながらの技術や技法を、およそ４００年前から現在まで受け継いできた。江戸時代は刀の鐔への象がんが多く作られたが、明治以降は装身具や装飾品に転じた。象がんには布目象がん・彫り込み象がん・切り嵌め象がん・高肉象がんの技法があるが、肥後象がんには布目象がんが多いのが特長。