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波佐見焼(長崎県)

はさみやき【伝統的工芸品】


[波佐見焼(長崎県)]
長崎県東彼杵郡波佐見町で焼かれる磁器で、慶長三年に、時の大村藩主・大村喜前が登り窯を築かせたのが始まりとされる。中心となる焼き物は呉須で描かれた青磁で、同県の三川内焼とは対照的に、江戸時代から大衆向けの食器を焼いてきた。著名な産地である有田の陰に隠れているが、当時から染付磁器の生産量は日本一であったといわれる。簡単な絵付を施した磁器の「くらわんか碗」や、「コンプラ瓶」とも「蘭瓶」とも呼ばれる輸出用に作られた簡素な染付白磁を用いた徳利型の容器が有名。