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壺屋焼（沖縄県）

つぼややき【伝統的工芸品】


[壺屋焼（沖縄県）]
琉球王朝時代、古くから交流が活発だった東南アジアから流入してきた南蛮焼と呼ばれる焼き締め陶器を、自国で焼き始めたのが起源といわれる。大きく分けて「荒焼（あらやち）」と呼ばれる南蛮焼の系統を汲むものと「上焼（じょうやち）」と呼ばれる朝鮮系の絵付がある。荒焼は、釉薬を掛けずに１０００度の温度で焼き締め、鉄分を含んだ陶土の風合いをそのまま生かしたもので、魔除けで知られるシーサーはこの荒焼の一種である。上焼は、陶土に白土をかぶせて色彩鮮やかな絵付や彫刻紋様を施し、釉薬を掛けて焼成したもの。