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多摩織(東京都)

たまおり【伝統的工芸品】


[多摩織(東京都)]
古くから養蚕と織物業が盛んで桑の都とも呼ばれ、滝山紬や横山紬などの織物があった八王子が主産地の織物。御召織(おめしおり)、風通織(ふうつうおり)、紬織(つむぎおり)、綟り織(もじりおり)、変り綴(かわりつづり)の五つの織物の総称。御召織は凹凸の地風であり、紬織は手機で織られる。また、多摩織は生産工程ごとの分業作業で独特の渋い味わいを作り出している。室町時代後期、北条氏が奨励したことで産地としての形が整った。