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畳

たたみ【日本家屋】


[畳]
日本で利用されている伝統的な床材で、芯材になる板状の畳床（たたみどこ）の表面を畳表（たたみおもて）でくるんで作ります。一般に縁には畳表を止める為と装飾を兼ね、畳縁（たたみべり）と呼ばれる帯状の布を縫い付けます。平安時代から使われていますが、当時は人が座る場所だけ敷いており、今のように部屋中に敷くようになったのは室町時代からです。畳床は藁床（わらとこ）と呼ばれる、乾燥させた稲藁を強く圧縮して縫い止め、厚さ5cm程度（標準的には5.5cm）の板状に加工したものが最も伝統的な製法で、その上にいぐさで編んだ畳表をかぶせてあります。畳１枚は約90センチ×180センチで、和室の広さは畳の枚数で表されます。昔は、身分等によって利用できる畳縁に制限があったと言われています。畳の縁を踏むと傷みが早いため、踏まないのがマナーです。