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浄法寺塗(岩手県)

じょうほうじぬり【伝統的工芸品】


[浄法寺塗(岩手県)]
「秀衡塗」が平泉町を中心とするのに対し、「浄法寺塗」は浄法寺町を中心として製造されてきた。いずれも、およそ1000年の歴史あるといわれるが、東北最古の寺・天台寺の僧侶が寺の什器を製作したのが起源であるとする説が有力である。「蒔地法」という下地法を使用しているのが特徴で、塗った漆が乾く前に「地の粉」と呼ばれる珪藻土を蒔きつけ、更に漆で塗り固める方法で、水を使用しないために強度のある下地になる。