修正依頼



薩摩焼(鹿児島県)

さつまやき【伝統的工芸品】


[薩摩焼(鹿児島県)]
鹿児島県内各地で焼かれる陶器と磁器。文禄・慶長の役で、藩主島津氏が朝鮮から連れ帰った李朝の陶工たちによって始められ、以来400年以上に及ぶ長い歴史の中で独自の発展をとげた。1867(慶応3年)には、島津藩が単独で出品したパリ万博でヨーロッパの人々を魅了し、世界に「SATSUMA」の名を轟かせた。金、赤、緑、紫、黄など豪華絢爛な色絵錦手の白薩摩(白もん) と、鉄分含有量が多い土を用いるために黒くなる、野趣溢れて重厚な趣の黒薩摩(黒もん) がある。