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甲州手彫印章(山梨県)

こうしゅうてぼりいんしょう【伝統的工芸品】


[甲州手彫印章(山梨県)]
山梨県の甲府市、富士吉田市、都留市などで生産される手彫り印章。江戸時代から、水晶や水牛などを印材に職人の高度な技術で高い評価を得た。特に水晶印は、ほかではまねのできない華やかな趣きがあるということで、「唯一無二」と呼ばれていた。1873年(明治六年)、太政官布告によって一般市民の間に急速な印章需要が起こったことから、 山梨県独特の産地形態が形成され、出張販売や通信販売などで市場を拡大した。