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京仏壇(京都府)

きょうぶつだん【伝統的工芸品】


[京仏壇(京都府)]
起源は9世紀ごろといわれるが、京都は仏壇発祥の地であり、仏教各宗の本山寺院建築をもとにしたその形は全国の仏壇の基本形とされている。優れた木工・彫刻・漆工・箔押・錺(かざり)金具などの多彩で高度な伝統技術を集約した仏壇を生産してきた。生産される仏壇の70%が寺院用といわれる。もともと仏壇は厨子(ずし)から変化したもので、当初は貴族や武士階級のものとして用いられていたものだが、徳川幕府が行った宗門改(しゅうもんあらため)によって各家庭へも広まり、生産が本格化したといわれている。