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京扇子(京都府)

きょうせんす【伝統的工芸品】


[京扇子(京都府)]
扇の始まりは平安時代初期だといわれるが、当時使用されていたものは「木筒」といい、細くて薄い木の板を何枚か重ねて扇の形にしたものであった。薄いヒノキ板を重ね綴ったことから「桧扇(ひおうぎ)」と呼ばれていた。その後、竹と紙で出来た「紙扇」が作られ、平安末期には一般庶民の間でも用いられるようになった。室町時代以降は、香道、茶道、舞踊などの発展に伴い、それぞれに用いられる扇子が作られるようになった。主産地は、京都府/京都市、宇治市、亀岡市、船井郡八木町。