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狂言

きょうげん【言葉・自然・動物】


[狂言]
日常的な笑いを取り上げた古典喜劇で、室町時代に、観阿弥、世阿弥親子によって確立されました。能の合間に演じられる間狂言と単独で上演される本狂言があります。歌舞中心の能に比べ、庶民的なせりふ劇で、大部分が室町時代の日常着を衣装とし、面をかぶるのは一部の役柄に限られ、化粧もしません。人間肯定の精神が基本にあり、筋の中では、盗人も真の悪人としては描かれないなどの特徴があります。