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喜如嘉の芭蕉布（沖縄県）

きじょかのばしょうふ【伝統的工芸品】


[喜如嘉の芭蕉布（沖縄県）]
沖縄固有の産物として、遅くとも１６世紀の前半ごろには製織されていたと言われている。沖縄の織物のなかでも最も古い織物の一つで、戦前までは各地で生産されていたが、現在では本島北部・大宜味村喜如嘉を中心に織られているに過ぎない。糸芭蕉から取り出した繊維を、柔らかい緯糸用と硬い経糸用に分けてつなぎ織りで織り上げる技法。琉球藍とティカチ（オキナワシャリンバイ）などの植物染料で染めたものを木灰汁で精練し、米で作った液にさらして水洗いする織物。