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金沢漆器（石川県）

かなざわしっき【伝統的工芸品】


[金沢漆器（石川県）]
１７世紀前半に、加賀藩が五十嵐道甫（いがらしどうほ）を招いたことで始まった。高い技術と芸術性に優れた漆器で、高蒔絵、研出蒔絵、肉合研出蒔絵などの技法を用い、螺鈿、平文、卵殻などで加飾効果を高めた、加賀蒔絵とも呼ばれる豪華で繊細な蒔絵を特色とする。漆器は日本発祥の工芸品ともいわれ、漆を英訳するとＪＡＰＡＮと訳されるほど日本的なものであるが、金沢漆器は、そのなかでも代表的な漆器とされる。