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おはぎ

おはぎ【言葉・自然・動物】


[おはぎ]
おはぎとぼたもちは同じものを指し、萩の季節(秋)の彼岸に食べるものが「おはぎ」で、牡丹の季節(春)の彼岸に食べるものが「ぼた餅」だそうです。夏は「夜船」、冬は「北窓」という別名もあります。今は年中おはぎで通す店が多いようです。小豆の赤色でもって邪気を払う信仰が先祖供養と結びつき、江戸時代にお彼岸や四十九日の忌明けに食べる風習が定着し、年2回、春と秋の彼岸には欠かせない菓子となりました。もち米にうるち米を混ぜて炊き、軽くつぶして丸めたものに、あん、またはきなこやごまなどをまぶして作ります。元来の祖霊崇拝の慣習と合わさり、おはぎを捧げ、先祖を慰め、自分自身の功徳を積んでいましたが、今では一般的な和菓子の1つとなりました。