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江戸和竿(東京都)

えどわざお【伝統的工芸品】


[江戸和竿(東京都)]
天然素材の竹を用い漆仕上げをした釣竿を和竿という。なかでも、現在の東京都、埼玉県、千葉県などで製作されるものをまとめて江戸和竿と呼ぶ。天明3年(1783)に初代泰地屋東作が初めて印籠継ぎの竿を考案したのが始まりとされ、その後、初代東作からの流れをくむ一連の竿を江戸和竿と呼んでいる。魚の種類や釣り場によってこしらえを変え、さまざまな形に作られる。材料は、ホテイチク、ヤダケ、マダケなど。主な技法は、つぎのすげ口、仕上げの漆ふき。