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団扇

うちわ【言葉・自然・動物】


[団扇]
細く割った竹を広げて放射線状の骨組みにして紙を貼り、扇ぐことによって風を起こさせる日本の伝統的な冷房器具です。千年以上も前に中国から伝わりました。浴衣を着てうちわであおぐ姿は、夏の風物詩の1つとなっています。安価な実用品であるうえ、目立つため、店名や商品名をうちわに刷り込んで、販売促進品(販促品)の一つとしてよく用いられます。加工しやすさやコスト面から、骨組みにプラスチックが用いられるものが大半となっています。涼を取る以外の用法としては、風送りとして炭を七輪などで効率よく燃焼させたり、寿司飯を作る際に手早く米飯を冷ましたりするのにも用いられます。神事では、祭で両手で持つ大きなものが用いられ、相撲では軍配団扇(ぐんばいうちわ)として行司が使用しています。