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岩谷堂箪笥(岩手県)

いわやどうたんす【伝統的工芸品】


[岩谷堂箪笥(岩手県)]
奥州藤原氏初代清衡が産業を奨励した平安時代末期(1100年代)に始まり、18世紀末には、当時の岩谷堂城主が家臣に車付箪笥や長持などの木工家具の商品化を研究させて発展したといわれる。三尺、三尺五寸の整理箪笥を基本として、現在では、洋服・衣裳・整理箪笥の三点セット、茶箪笥、書棚、小箪笥、座卓など多くの箪笥が生産されている。変わり種として、階段にも利用されたという上面が段々になった階段箪笥。船に積み込んで金庫の代わりを果たしたという頑丈な舟箪笥。火事などの非常時に移動しやすいように車がついている車箪笥(車付箪笥)などがある。