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有田焼・伊万里焼(佐賀県)

ありたやき・いまりやき【伝統的工芸品】


[有田焼・伊万里焼(佐賀県)]
佐賀県有田町を中心に焼かれる磁器で、伊万里港から各地へ積み出されたことから伊万里焼としても知られている。豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に鍋島藩主鍋島直茂が朝鮮から連れ帰った陶工・李参平(イ・サムピョン)が有田の泉山で白磁鉱を発見し、日本初の白磁を焼いたのが始まりとされている。青一色で絵付けをした染付から色鮮やかな上絵付けをしたものまで多くの様式があり、古伊万里、柿右衛門、金襴手、鍋島などと呼ばれ、なかでも柿右衛門様式や古伊万里様式の磁器は、その美しさでヨーロッパの人々を魅了し、江戸時代にオランダ商館を通じて大量に輸出された。 昭和52年10月に伝統工芸品に指定された。