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会津本郷焼(福島県)

あいづほんごうやき【伝統的工芸品】


[会津本郷焼(福島県)]
福島県会津美里町周辺を産地とする陶磁器で、東北では最古の白磁の産地でもある。1593年に領主・蒲生氏郷が薩摩国から瓦工を呼んで鶴ケ城の屋根瓦を製造させたのが始まりとされ、会津藩の御用窯として栄えた。1800年には有田や京都で学んだ佐藤伊兵衛が磁器の製法を伝え現在の会津本郷焼の原型が構築された。飴釉白流し水甕(あめゆうしなながしみずがめ)を初め、自然でのびやかな造形美と素朴な色彩感覚の陶磁器として知られている。