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鳥羽城の戦い

とばじょうのたたかい


[鳥羽城の戦い]
関ヶ原の戦いの際に東西軍に分かれた海賊大名・九鬼嘉隆・守隆父子の鳥羽城攻守戦。鳥羽城（現・三重県鳥羽市）は鳥羽の浮城と呼ばれ3方が海に囲まれた珍しい海城。西軍加担を決めた父・嘉隆は、子・守隆の留守兵を追い出してあっという間に鳥羽城を占拠した。守隆は城の明け渡しを何度も申し入れたが拒絶されたため、父子戦闘(関が原局地戦)となった。後に西軍敗報が届くと嘉隆は娘の嫁ぎ先・和具(答志島)の青山豊前宅へ潜伏した。守隆は哀訴し、家康から父の赦免を賜り、急使を送るが父は自害した後だった。東西軍に分かれたのは、家名を存続させるための嘉隆の芝居だったといわれる。