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筑波山事件

つくばさんじけん


[筑波山事件]
1864年、水戸藩の尊王攘夷急進派・天狗党が攘夷の実行を幕府に迫り、筑波山で挙兵した事件。藩内の保守派・諸生党と戦い、上洛の途中諸藩の討伐軍に敗れ、越前で加賀藩に降伏した。明治維新目前の1865年、幹部の武田耕雲斎・藤田小四郎らを含め武士や農民ら350人余りの大量処刑が敦賀で行われた。幕府滅亡後、天狗党側が勢力を盛り返したが、水戸藩では幕末の激闘の中で多くの人材が失われ、明治の新政府に1人の高官も送り出せなかった。天狗党の乱とも。