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もんじゅ事故

もんじゅじこ


[もんじゅ事故]
1995年12月8日、福井県敦賀市にある日本原子力研究開発機構の原子力発電所(高速増殖炉)の「もんじゅ」で運転開始前の点検のため出力上昇試験中、ナトリウムが漏れ、火災が起きた。事故原因の究明につき、現場ビデオを当時の事業者であった特殊法人 動力炉・核燃料開発事業団(動燃)が編集するなど、事故後の不適切な対応の数々が世論や行政の原子力全般に対する大きな不信を招き、社会問題化した事件。もんじゅの建設・運転の差止を求めた民事訴訟も争われてきたが、2003年に原告自らが訴訟の取り下げを行い、2005年に福井県知事が留保していた「もんじゅ」の改造工事を了承した。