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明応の政変

めいおうのせいへん


[明応の政変]
1493年に起こった足利将軍廃立事件。細川政元の働きかけで足利義澄を11代将軍として擁立し、10代将軍・義材の廃立を宣言するクーデターを決行し、義材を幽閉した。この後、軍事的基盤が崩壊した将軍権力は幕府公権の二分化により弱体化し、細川政元は管領となり主導権を掌握し、幕政は細川氏の権力に因るところとなった。近年では戦乱と下克上の動きを恒常化させる契機となったとして、戦国時代の始期をこの事件に求める説が有力である。