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北方領土問題

ほっぽうりょうどもんだい


[北方領土問題]
日本とロシア連邦との間の北方領土の帰属をめぐる領土問題。北海道根室半島の沖合にある島々で、一般に歯舞(はぼまい)諸島・色丹(しこたん)島、国後(くなしり)島・択捉(えとろふ)島をさす。日本がポツダム宣言の受諾を決定した直後、ソ連軍は北方領土に侵攻、四島を一方的に自国領に編入、1949年までに全ての日本人を強制退去させた。1951年のサンフランシスコ平和条約で、日本は千島列島を放棄したが、千島列島の中に日本国固有の領土である北方四島は含まない。1956年の日ソ共同宣言により、ソ連は平和条約締結後の歯舞・色丹両島返還に同意したが、現在まで平和条約締結に至らず、ロシア連邦が実効支配を継続し、問題が解決されないままである。