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比企能員の変

ひきよしかずのへん


[比企能員の変]
1203年、鎌倉時代初期に起きた政変。源頼朝死後、幕府は将軍の権限を縮小、北条家を中心とする幕閣による政治体制を強化、これに反発した将軍源頼家の外戚として権勢をふるった武蔵国比企郡の豪族比企能員が頼家とともに北条氏の討伐を計るが、逆に北条時政によって謀殺され、比企氏一族は滅亡。頼家は将軍職を剥奪され伊豆の修禅寺に幽閉された後、暗殺された。将軍職は北条家の意に沿う頼家の弟・実朝に引き継がれた。