修正依頼



鳥インフルエンザ騒動

とりいんふるえんざそうどう


[鳥インフルエンザ騒動 ]
2004年1月、日本・山口県阿東町の養鶏場で6千羽の鶏が死亡し、動物衛生研究所の分析で国内では79年ぶりの高病原性トリインフルエンザ(HPAI、家禽ペスト)のうち人に感染するH5N1型が検出された。計3万5千羽が淘汰処理されたが、大分県、京都府と所を変えて発病が報告され、人間の間で感染する能力を持つウイルスが生まれることが懸念されるため、感染の疑わしい鶏の即刻淘汰が大きな騒動を引き起こした。現在も世界的に養鶏産業の脅威となっているが、日本では京都府丹波町の養鶏場で感染を隠蔽したとして社長が逮捕された上、会長夫妻がメディアによる集中バッシングの末自殺した、浅田農産鳥インフルエンザ事件が有名。一旦終息をみたトリインフルエンザ騒動が、2005年6月に埼玉県で、2007年1月に宮崎県と岡山県で再発し、脅威となった。