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鉄砲伝来

てっぽうでんらい


[鉄砲伝来]
15世紀にヨーロッパから東アジアへ火縄銃型の鉄砲が伝わったことで、日本では1543年、種子島(たねがしま)に漂着した2名のポルトガル人によって火縄銃と火薬の製法が伝えられたことを指す。種子島島主である種子島恵時・時尭親子がそのうち2挺を購入して研究を重ね、刀鍛冶の八板金兵衛に複製を研究させた。堺の橘屋又三郎・紀州根来寺の僧津田算長が本土へ持ち帰り、足利将軍家にも献上されたことなどから、鉄砲製造技術は短期間のうちに複数のルートで本土に伝わった。