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多々良浜の戦い

たたらはまのたたかい


[多々良浜の戦い]
【第一次】南北朝時代の1336年に、筑前国・多々良浜(福岡市東区)で京都から敗走し九州で軍勢の立て直しを図った足利尊氏と南朝方の肥後国・菊池武敏との間で行われた合戦。当初は菊池軍が優勢であったが、菊池軍に裏切りが出たため戦況は逆転し、足利軍は菊池軍を敗走させ、この後は九州のほぼ全域が足利方につくこととなり室町幕府を樹立する勝機を得た。【第二次】戦国時代の多々良浜の戦いは、1569年、大友氏と毛利氏が豊前、 筑前二国の争奪をめぐって争った戦い。毛利氏はこの戦いで大友氏の居城の一つを落としつつにらみ合いが続いたが、尼子氏の残党・山中幸盛が尼子勝久と共に出雲に攻め込んできたため毛利氏が城を捨て急いで軍を引き返した。