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大宰府

だざいふ


[大宰府]
律令制で、九州および壱岐・対馬を管轄し、また、外交・海防などに当たった役所で、7世紀後半に九州の筑前国に設置された。地方行政機関長官の帥(そち)以下の四等官のほか祭祀(さいし)を司る主神(かんづかさ)が置かれた。平安時代以後、親王が帥に任じられるようになり政務は権帥(ごんのそち)が執ったが、中世には実際の機能を失った。福岡県太宰府市および筑紫野市の遺跡は国の特別史跡となっている。遠(とお)の朝廷(みかど)。おおみこともちのつかさ、とも。