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尊王攘夷運動

そんのうじょういうんどう


[尊王攘夷運動]
日本で江戸末期、尊王論と攘夷論とが結びついた政治思想で、天皇を尊び外夷を退けることを掲げ、幕府政治を批判の対象とした。朱子学の系統を引く水戸学などに現れ、下級武士を中心に全国に広まり、王政復古・倒幕思想に結び付いていった。外国船の来航が多くなるなか、幕府の大老・井伊直弼による弾圧(安政の大獄)や、専制的態度を改めた幕府の公武合体政策などに刺激され、運動は激化した。勤王攘夷、尊攘とも。