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正徳の治

しょうとくのち


[正徳の治]
正徳年間、6代将軍徳川家宣・7代徳川家継のもとで新井白石と側用人の間部詮房らが推進した文治政治。白石の儒学思想を元に、武家諸法度改定、生類憐れみの令を廃止、閑院宮家の創設、伝馬制度を改定、朝鮮通信使待遇改訂、乾字金の発行、海舶互市新例など文治主義と呼ばれる諸政策を推進。幕政の引き締めには効果があったが、現実無視の傾向をおび、譜代大名や幕臣の反対で政務は停滞、8代将軍徳川吉宗による享保の改革によって大部分は退けられた。