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国鉄分割民営化

こくてつぶんかつみんえいか


[国鉄分割民営化]
1987年、中曽根康弘内閣が実施した政治改革の一つ。 国鉄の長期債務による金利負担はもはや自力では返済不可能なまで膨らんだため、国鉄をJRとして6つの地域別の旅客鉄道会社と1つの貨物鉄道会社に分割・民営化した。マルクス主義の権威であった国鉄労働組合側は、「国労つぶし」のための国鉄の分割・民営化と非難し、10万人首切り反対闘争を繰り広げた。民営化後は、本業での収益は好転したが、国鉄の債務を引き継いだ国鉄清算事業団による用地売却問題などは、バブル崩壊もあり残ったままである。