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グリコ・森永事件

ぐりこ・もりながじけん


[グリコ・森永事件]
関西地域を舞台として食品会社を標的とした一連の企業脅迫事件で、2000年2月13日に時効となった。グリコ・森永脅迫事件、かい人21面相事件などとも。1984年、江崎グリコ社長・江崎勝久氏が自宅から誘拐、監禁され、3日後に自力脱出したが、その後、グリコ、森永、不二家、丸大食品、ハウスと、次々に各食品会社に35通の脅迫状を送り付けた。警察、マスコミなどにも63通の挑戦状が届いた。青酸を混入した菓子をばら撒くなどして億単位の現金や金塊を要求し、警察庁が広域114号事件に指定した事件。犯人捜査が難航するなか突然、終息宣言が郵送され事件は終結したが、社会に与えた影響は計り知れないものがあった。