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以仁王の挙兵

もちひとおうのきょへい


[以仁王の挙兵]
1180年、後白河天皇の第2皇子である以仁王が、源頼政の勧めにより、諸国の源氏や大寺社に平家討伐の令旨を発した事件。準備不足で露見して、以仁王と頼政は宇治平等院の戦いで敗死し、早期に鎮圧された。挙兵自体は失敗したものの、令旨は生きており、これを契機に伊豆国に流されていた源頼朝や信濃国の源義仲をはじめとする諸国の反平氏勢力が相次ぎ蜂起したため全国に広がりをみせた（治承・寿永の内乱）。以仁王の乱、源頼政の挙兵とも呼ばれる。