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宮古湾海戦

みやこわんかいせん


[宮古湾海戦]
1869年3月、箱館(函館)に立てこもる榎本武揚らの軍艦「回天」と、新政府の軍艦「甲鉄」など8隻が宮古湾で激突。回天には新撰組の土方蔵三が、新政府軍の「春日」にはのちの元帥・東郷平八郎が乗り込んでいた。土方歳三の発案で行われた、アボルダージュ(フランス語・Abordage:英語・Boarding)と呼ばれた「接舷攻撃」は、「敵艦に乗り込み、奪い取る」という近代以降では世界でも数少なくなっていた戦闘事例である。新政府軍の大勝利を記念し、東郷の筆による「宮古港戦績碑」が建てられた。