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伊達騒動

だてそうどう


[伊達騒動]
寛文事件。江戸時代前期に伊達氏の仙台藩で起こったお家騒動。加賀騒動、黒田騒動とともに三大お家騒動と呼ばれる。伊達宗勝(兵部)と伊達氏一門と権力闘争に端を発し、一門の伊達安芸宗重は、寛文11年(1671)、宗勝の失政を明らかにするために八か条の訴状をもって幕府に訴えた。大老酒井邸で尋問が行われ、柴田朝意、原田甲斐(宗輔)、古内義如が宗重とともに呼ばれ、そこで原田甲斐は伊達宗重を斬り殺し、原田甲斐も斬殺された。事件の事後処理では、兵部派は失脚し、田村建顕に突如一関三万石を与えられるなど伊達家は守られることになり、伊達綱村の治世が始まった。