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世界恐慌

せかいきょうこう


[世界恐慌]
1929年10月24日木曜日、ニューヨーク株式取引所(ウォール街)での株価大暴落をきっかけに、数年間に渡り、全世界の資本主義諸国を巻き込んだ経済恐慌。日本でも多数の会社が倒産、農作物の価格が低下し労働争議や小作争議が増え、特別高等警察を設置して社会主義運動の取締りを強化。農村では身売りや欠食児童が急増して社会問題化。高橋是清蔵相による積極的な歳出拡大、円の切下げ、重工業化へ向けた官民一体の経済体制転換を打ち出し脱却を図った。世界大恐慌ともいう。