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征韓論

せいかんろん


[征韓論]
幕末から明治初期において起こった朝鮮出兵論。鎖国政策をとり国交要求を拒絶する韓国に対し、当時留守政府の首脳であった西郷隆盛、板垣退助、江藤新平、後藤象二郎、副島種臣ら五参議が武力で朝鮮を開国しようと主張。しかし、欧米視察から帰国した大久保利通、岩倉具視らは内政優先を主張し、これを阻止したため、五参議は一斉に下野した。これが西南戦争などの不平士族の乱や自由民権運動の起点となった。