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朱印船貿易

しゅいんせんぼうえき


[朱印船貿易]
1601年、徳川家康によって確立された制度で、日本を出港する商人らの船に海外渡航を許可する朱印状を与え、貿易を行うものである。この朱印状を与えられた船を朱印船といい、出港地・帰港地ともにほとんどが長崎であった。渡航先は、マカオ・ルソン・シャム・ジャワなど中国南部・インドシナ半島など東南アジア全域にわたり、 銀・銅・硫黄(いおう)・刀剣などを輸出し、生糸・絹織物・綿布などを輸入した。交易が盛んになるにつれて、日本町がつくられるほど移住する日本人も増えた。