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上海事変

しゃんはいじへん


[上海事変]
【第一次】1932年、上海でおこった日本と中国の衝突事件。日本軍に雇われた中国人が日本人僧侶を襲撃、これを機に満州事変以後の反日運動の弾圧を目論み、日本軍は大軍を派兵、上海の占領を企てた。これは満州から列強の目をそらす目的もあった。しかし中国軍の頑強な抵抗にあい、米・英・仏の仲介で停戦協定締結し、撤兵。【第二次】1937年、国民党軍の上海への攻撃に対し日本軍が反撃した戦闘。中国軍は主力部隊を投入、日本軍は4万人以上の死傷者を出して打破、首都南京へ出撃した。戦線が華北から華中に拡大した事件で、盧溝橋事件とともに日中全面戦争の発端となった。